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2022.01.17

トランクルーム詐欺はなぜ気づきにくいのか?その他の詐欺も要注意!

不動産投資を行うにあたり、あまりにも「おいしい話」を聞かされると、「これはもしかして騙されているのではないか?」と不安に思う方もいらっしゃると思います。実際に不動産投資にまつわる詐欺はあり、その種類もさまざまです。

この記事では、実際に起こった「トランクルーム詐欺」の内容や手口を解説するとともに、トランクルーム詐欺以外の不動産投資にまつわる3つの詐欺の手口も合わせて紹介していきます。

最後までお付き合いいただき、不動産投資で詐欺師に騙されることがないようこの記事をお役立てください。

トランクルーム詐欺とは

トランクルーム詐欺とは、2021年6月22日にトランクルームへの出資を巡り出資者が集団訴訟を起こした事件のことです。

トランクルーム詐欺の内容は、トランクルーム業者の元取締役本部長が客にトランクルームを買い取って、利用客から料金を得ることで最高20%の利回りを得ることができると出資を持ち掛け、客からトランクルームの買い取り料金をだまし取ったというものです。この手口で、分かっているだけでも約100人から8億円以上をだまし取ったとみられています。

しかし、実際にはそのトランクルームには正規に出資している本物の投資家がいました。この本物の投資家の方たちには、被害はありませんでした。

被害を受けた人たちがこの詐欺に騙され、事件の発覚が遅れた理由としては、トランクルーム業者の名前が業界内ではよく知られたものであったこと、トランクルームの実物を見せられたこと、賃貸料から管理費などの必要経費を差し引いた金額が毎月被害者の口座に振り込まれていたこと、トランクルームには登記の必要が無いことなどが挙げられます。

トランクルーム詐欺の仕組み

実際に被害にあった方(以下Aさんとする)は、前章で解説したようなセールストークに乗ってしまい、トランクルームの購入費用として元取締役本部長に2,000万円を支払ってしまいました

賃料として毎月Aさんの口座には数十万円が振り込まれていましたが、実はこのお金は元取締役本部長がだまし取ったお金の中から支払っていたものです。その後元取締役本部長が自首したため、この事件が発覚しました。

トランクルーム業者側は被害者たちに和解金として購入代金の20%を返金すると提示しましたが、被害者側は元取締役本部長の監督義務はトランクルーム業者にあるとして、自首した元取締役本部長やトランクルーム業者を相手取って全額の賠償を求めています。

この詐欺で学んで頂きたいのは、会社が信頼できていても担当者まで信頼できるかどうかはまだ別なものです。よく詐欺にあった方の多くは会社が信頼できるから、ちょっとした疑問は解決をしようとせずそのままにしておく人も多くいます。なぜなら、会社が大きいからきっと大丈夫でしょうと勝手に思い込んでしまうからです。中には実に巧妙な仕組みでやられているケースもありますので、その場合はやはり自分で知識を身につけることが重要です。

ほかにもある不動産投資詐欺

ここまで、2021年6月に発覚したトランクルーム詐欺について解説してきましたが、不動産投資に関わる詐欺はほかにも存在します。ここでは、その詐欺の手口について解説していきます。

二重譲渡詐欺

二重譲渡詐欺とは、1つの物件を2人またはそれ以上の人数の人に売却するという手口の詐欺のことを言います。

例えば、Aさんがある物件の売買契約を結び代金の支払いを済ませていたとしても、他の人が登記を先に行ってしまえば、その物件がAさんのものになることはありません。Aさんは購入代金をだまし取られた上に、物件も手に入らないという状況になってしまいます。

不動産投資ローンなど金融機関からの融資を受けて物件を購入する場合には、決済の場に買い主と売り主以外にも不動産業者の担当者や金融機関の担当者、司法書士などが同席し、決済と同時に登記手続きを行うため、二重譲渡詐欺は起こりにくいと考えておいて良いでしょう。

しかし、現金で購入する場合には売り主と買い主のみで決済を行うことも考えられるため、決済の前に登記簿を取り寄せて売り主に所有権があることをしっかりと確認しておくことが非常に重要です。また、決済が完了したら速やかに登記を行いましょう。

手付金詐欺

手付金とは、不動産や自動車など大きな金額が必要なものの売買を行う際に、買い主が売り主に対して「買う意思がある証拠」として購入代金の一部を売り主に渡すお金のことを言います。この手付金には購入意思の表明以外にも、解約や債務不履行が起こった場合に違約金の役目を果たします。

手付金詐欺とは、手付金を支払ったのに物件の購入ができず、支払った手付金は持ち逃げされてしまうという詐欺のことを言います。この手付金詐欺を行う場合に詐欺師は、「この物件は人気があるから、早く手付金を支払って押さえておいたほうがいい」などと手付金の支払いをせかすようなことを言うケースが多いようです。

手付金詐欺を行う詐欺師の中には、1つの物件に対して複数の投資家に手付金を支払わせ、持ち逃げするというパターンもあります。物件購入を悩んでいるときに、やたらと手付金の支払いを急かされ物件をキープしておくことを勧められる場合には、手付金詐欺の可能性も視野に入れておきましょう。

海外不動産詐欺

海外不動産詐欺とは、海外の実態がない不動産を販売したり、実際の価格より高額な価格で販売したりするといったものです。この詐欺は、収益物件が遠く海外にあるため、事前調査を行うことが困難であることを利用したものです。

実際に海外の不動産に投資を行う不動産業者は多く存在し、そのほとんどが優良な業者ですが、中にはこのような詐欺または詐欺まがいの行為を行う業者が存在することも確かです。

海外の不動産投資を行おうと思った場合には、不動産投資を行おうとする国の内情に精通した信頼できる業者を見つける必要があります。そのためには書籍やインターネットで海外の不動産投資に関する正確な知識を身に付け、セミナーに参加したりインターネット上の口コミを調べたりして優良な業者かどうかを判断するようにしましょう。

どんなに遠くても不動産という大きな買い物をするわけですから、購入前に必ず事前調査に行くようにしましょう。逆に言えば、事前調査に行けない場所にある物件は買わないほうが良いということです。

また、投資詐欺案件を専門とする弁護士などを探しておき、不審に思うことが出てきたら相談料を支払ってでも相談できる第三者を確保しておくことも重要です。

まとめ

ここまで、「トランクルーム詐欺」の概要とその手口、そしてそれ以外の不動産投資にまつわる詐欺の手口について解説してきました。ここで紹介した詐欺の手口は、不動産投資にまつわる詐欺の手口のほんの一部にすぎません。

不動産投資はミドルリスク・ミドルリターンな投資の中で言えばリスクが低い方法ではありますが、投資で失敗する以前にこのような詐欺にあって金銭を失ってしまうこともあります。

多くの不動産業者はまじめに投資家の方々の不動産投資のお手伝いをしてくれますが、中には詐欺を働く輩もいることを忘れないようにしましょう。信頼できる相性がいい不動産業者を見つけ、何事も質問したり相談したりできる関係を築いておくことで、詐欺にあうリスクをなくすことができます。

そしてこのような詐欺に合わないために大切なのは、「不動産投資に対する正しい知識」を持つことです。書籍やインターネットを活用して、不動産投資に関する正しい知識を身に付け、詐欺に合わないために自己防衛することも大切です。

この記事で解説した詐欺の手口をしっかりと覚えておき、またこれ以外にも詐欺の手法があるということも忘れずに不動産投資を行うことで、皆様の大切な資産をお守りする一助となれば幸いです。

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